The Tea Lounge Hotel Majestic
クアラルンプールでクラシックな午後を過ごしたいなら、マリオットボンヴォイのオートグラフコレクションのひとつでもある、
マジェスティックホテルの「The Tea Lounge」は、その候補にふさわしい場所かもしれません。
市の中心部からは少し離れているものの、一歩足を踏み入れれば、時が止まったかのような優雅な空間が広がります。
マジェスティックは今回のクアラルンプール滞在でも、泊まってみたい候補のホテルでした。利便性を重視しウェスティンに宿泊しましたが、雰囲気を味わってみたいなと思ったので、急遽予約し伺ってみることにしました。
コロニアル調のラウンジで過ごす、優美な時間
エントランスで美しいお花に迎えられ、奥のティーラウンジへ向かいました。
ラウンジに行く途中、オーキッドとテディベアが並ぶ素敵なお部屋も☆
アールデコの香りを感じるラウンジでは、生演奏のピアノが優しく空間を包み、訪れる人々をひととき日常から引き離してくれます。
コロニアルホテルの魅力を感じられる内装やインテリア。
人目が気にならない配置で、落ち着きました。
アフタヌーンティーセット
ゆったりと配された席と、豪華なティースタンド。
まさに「アフタヌーンティーの世界に入った」ような、映画的な場面がそこにありました。
ティースタンドは3段構成。
セイボリーは定番のサンドイッチやキッシュなど。スイーツもクラシックな構成ですが、どれも丁寧な見た目でした。
紅茶はポットでサーブされますが、茶葉の種類は選べないようで、どんなお茶が来るかはお楽しみ。好みが合えば嬉しいですが、ややぬるめのサーブ温度も含めて、ここは“雰囲気重視”という印象。
紅茶やティースタンド提供の後で、ノンアルコールのモクテルドリンクをいただきました。デザート感覚かしら?
The Tea Loungeの魅力は「世界観」
このアフタヌーンティーを一言で表すなら、「雰囲気を味わう場所」。
格式張らず、それでいて凛とした空気。マジェスティックというホテル自体のクラシカルなアイデンティティが空間全体に染み込んでいます。
Google評価はそこまで高くないかもしれませんが、それは「食の満足度」や「きめ細やかなサービス」に期待する方には少し物足りないからかもしれません。
でも、ホテル全体の空気感や、ちょっと背筋の伸びるようなティータイムの時間そのものが好きな方には、十分に価値のあるひとときになるはずです。