ITC Ratnadipa, a Luxury Collection Hotel, Colombo
アパートメントタイプ客室で過ごす優雅なステイ
2023年末、スリランカ・コロンボに新たにオープンした「ITC Ratnadipa」。
ITCグループによるインド資本のラグジュアリーホテルで、マリオット系列のラグジュアリーコレクションにも加盟しています。
今回はアパートメントタイプの客室に滞在しました。
長期滞在にも対応できそうな機能性を持ちながら、隅々まで洗練された空間美。
“ホテルに住まう”という言葉がぴったりの、贅沢で快適な時間を過ごすことができました。
ロビー
ロビーからゆったりとした贅沢な空間で、思わず移動の疲れも忘れてしまいました…!
海に面したこちらのスペース。幸運なことに、チェックイン時間がちょうどサンセットタイムでした。
ピンクに染まる空と海、ホテル内のウォータースペースが溶け合う時間。
空港からホテルまでのけたたましいクラクション、スリルの連続な道中(スリランカの道路事情は常時こうでした笑)からかけ離れた、美しく静かな空間でした。
アパートメントルーム客室
リビングルーム
リビングは、ダイニングテーブルとソファテーブルの両方を備えた広々とした造り。
窓が非常に大きい縦長の部屋でしたが、厚地のカーテンとレースの二重構造のため、明るさを調整しやすく、昼夜で異なる表情を楽しめました。
シンメトリーに配置されたソファやアート、程よく重厚感のあるブラウン系の色調が落ち着きをもたらし、自然と呼吸が深くなります。
キッチンには電子レンジ、オーブン、ケトル、グラス類に加え、洗濯機まで完備。
ミニバー。
長期滞在でも不自由なく過ごせる設備が整っていました。
エプロンまで置いてある用意周到さ!
到着時には、南国らしいウェルカムフルーツの盛り合わせも用意されており、小さな嬉しさがありました。
赤みを帯びた皮が特徴的なアップルバナナ、初めて食べました。
ベッドルーム:静けさの中に、ゆとりある家具配置
ベッドルームもブラウン×ベージュの柔らかなトーンで統一され、落ち着いた雰囲気。
ベッドサイドの照明も美しく、滞在中のナイトタイムが特に印象的でした。
ベッドルームにはリラックスできる壁際のL字型ソファ。
そして鏡の下にはシンプルなデスクがあり、ライティングにもメイクにも対応できる“簡易ドレッサー”的な使い方もできました。
バスルーム&クローゼット:贅沢な広さと清潔感
バスルームはとても広々としており、ダブルシンク仕様。
白を基調にした大理石調の内装で、照明の陰影も美しく、まるでスパのような空間でした。
アメニティはインドの高級スパブランド「FRELLA(フレラ)」のもの。爽やかでリフレッシュできる使用感でした。
クローゼットはウォークインタイプで収納力も抜群。
アイロンなど、長期滞在でも安心できる機能が整っています。
ひそかなお気に入りは、スリッパの履き心地の良さと配色♡可愛くないですか?
バルコニーと眺望:CITY OF DREAMSを臨む、縦長の視界
この部屋のユニークな点のひとつが、細長く取られたバルコニー。
お部屋の奥行きに沿って縦に伸びた造りで、昼と夜で表情が大きく変わります。
向かいには「CITY OF DREAMS SRI LANKA」と思しきカジノ施設が見え、夜になると華やかなネオンが街に彩りを添えます。
一方、朝は柔らかな光と街の緑が心地よく、バルコニー越しに眺める景色に、穏やかな旅の余韻を感じました。
実用性×上質さを両立した、理想のアパートメントステイ
ITC Ratnadipaのアパートメントタイプ客室は、「暮らすように泊まる」感覚を超えた、“美しく整った空間に身を委ねる”ための場所でした。
旅慣れた方にこそおすすめしたい、ラグジュアリーで実用性のある滞在体験。
旅程の関係で、滞在時間半日強だったのが、非常に名残惜しい…。
またスリランカに来たいし、ここに宿泊したいと思います。
コロンボでゆったりとした時間を過ごしたい方には、ぜひ一度体験してみてほしいお部屋です。
次回以降ラウンジや朝食、インフィニティプール、ジムなどをご紹介します。