バルセロナといえばガウディ建築が有名ですが、街を歩いていると「この建物きれい!」と足を止めたくなる瞬間が何度もあります。調べてみると、それらはモデルニスモ(ガウディ建築を含む、カタルーニャ版アール・ヌーヴォー)の作品であることが多いのです。
特に、サグラダ・ファミリアからグラシア通りにかけて広がるエイシャンプラ地区は碁盤の目状に道が整備されていて寄り道しやすく、観光の合間に歩くだけで思いがけない発見が待っています。
今回は私が散歩の途中で出会ったモデルニスモ建築を、エリアごとにまとめてみました。
グラシア通り〜エイシャンプラ界隈で出会える建物(サグラダファミリア〜グラシア通り界隈を徒歩移動中におすすめ)
Casa de les Punxes(針の家)
おとぎ話に出てきそうなとんがり屋根の建物。赤レンガと尖塔のシルエットが印象的。
Casa Comalat
緑のバルコニーが目を引く個性的な外観。曲線やタイル装飾が特徴的です。
Casa Macaya
白い外壁に繊細な装飾が映える建物。公園のような通り沿いにあります。
Casa Calvet
ガウディ設計の建築。重厚な雰囲気の中に細やかな意匠が光ります。
Palacio del Barón de Quadras
石造りの外観と華やかな装飾のコントラストが美しい建物。
Casa Lleó i Morera
グラシア通りの名建築群のひとつ。優美な装飾が通りでひときわ目立ちます。
Casa Amatller
カサ・バトリョの隣に建ち、独特な屋根の形が特徴的。カフェやお土産屋さんの利用、有料で内部見学も可能です。
少し足を伸ばして出会った建物
ここからは、先述のエリアからは少し離れますが、目を惹いた建物のご紹介です。
Portal Miralles(ガウディの門)
住宅街に突然現れる波打つ門。ガウディらしいユーモラスな存在感です。
Hospital de Sant Pau(サンパウ病院)
世界遺産に登録されている美しい病院建築。有料で内部見学も可能です。
La Monumental(旧闘牛場)
青いタイルとドーム屋根が印象的な闘牛場跡。現在はイベント会場として利用されています。
Central Catalana de Electricidad
港や凱旋門近くに残る発電所跡。レンガ造りの力強い外観が印象的でした。
まとめ
ガウディ建築だけでなく、エイシャンプラを歩くだけで出会えるモデルニスモ建築は本当に多彩。
サグラダ・ファミリアとグラシア通りを結ぶ道を地下鉄ではなく徒歩で移動するだけでも、こうした偶然の発見が増えて旅の楽しみが広がります。
短期旅行の方も、少し寄り道してみるとまた違ったバルセロナの魅力を味わえるはずです。
今回紹介した建物のGoogleマップリスト
この記事で紹介したモデルニスモ建築をまとめたGoogleマップはこちらです。