バルセロナ暮らし

タオルがガビガビ⁈バルセロナの洗濯事情。硬水と物干しと、ちょっとした工夫

バルセロナでタオルガビガビ問題

日本では乾燥機生活に慣れていた私。こちらで最初に直面したのが「タオルがガビガビ問題」でした。洗い立てなのにふわふわ感ゼロ。肌に当てるとゴワゴワ…。原因はどうやら硬水。バルセロナの水はミネラル分が多く、繊維に残ってしまうのです。

そこで教えてもらったのが「Calgon」というアンチカル製品。洗剤と一緒に入れると石灰分の蓄積を防いでくれて、タオルの質感が若干改善しました。「ふわふわ仕上げ」とまではいきませんが、“硬水ダメージを防ぐアイテム”というイメージです。

乾燥機は意外と少ない

乾燥機付きの家もあるにはありますが、乾燥した気候のおかげで自然乾燥が主流。電気代の高さやスペースの制限もあり、あまり一般的ではないそうです。旅行者の方も「Airbnbに乾燥機がなかった」というケースはよくあると思います。

外干しは中庭スタイル

バルセロナ市街地の街並みは美観を重視しているため、道路側に洗濯物を干すのは禁止。その代わり、多くの建物には住人同士で共有する建物内側のスペースがあり、そこに物干しが設置されています。

我が家も新市街の碁盤の目エリアなので、まさにそのスタイル。同じブロックの住人たちの洗濯物が舞う景色はちょっと独特で、テレビ番組「博士ちゃん」で紹介されていたのと同じ光景だと思いました。

無香料洗剤を探すのにちょっと一苦労

スーパーの棚には色とりどりの洗剤が並んでいるのですが、日本のように「無香料」は少数派。ようやく見つけたのが「Sin perfume(カタルーニャ語では Sense perfum)」と書かれたもの。香りに敏感な方は、チェックしておくと安心です。
私がリピートしているのは赤ちゃんの絵が描かれた洗剤。メルカドーナに売っています。隣のカルゴンはメルカドーナにはないですが、それ以外のスーパーだと割とどこでも見かけます。

室内干しの工夫

雨の日や冬場には室内干しも。ここで役立っているのが、無印良品のピンチハンガー。バルセロナでも買えますが、50ユーロ弱とかなり高額なので、もしお持ちの方はお引越しの際持ってくるといいかも…。私は結局現地で購入しましたが、「買ってよかった」と思うアイテムです。

また、日差しが当たる時間帯に合わせて、干す場所を部屋ごと変えることもしばしば。日本の「サンルーム」的な発想はなく、生活の知恵で工夫している感じです。

まとめ

•バルセロナの水は硬水 → タオルが硬くなるのでCalgonなどで対策
•乾燥機は少なく、基本は外干し(ただし道路側はNG、中庭に干す)
•無香料洗剤は「Sin perfume」を探す
•室内干しには無印のピンチハンガーが大活躍

観光の合間に洗濯をする旅行者の方や、移住したばかりの方にとっては、ちょっと役立つ豆知識かもしれません。洗濯物を干しながら、バルセロナらしい暮らしのリズムを感じています。

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