見どころがありすぎる街、ウィーン観光

約10年ぶり、2度目となるウィーンの旅。
普段はそれほど観光欲が強い方ではない私ですが、ウィーンは好きな美術作品が多いこともあり、「あれも見たい、これも見たい!」と自然と欲が出てしまう街です。

2回目の今回は、前回訪れた場所を一部パスしつつも、どうしてもまた行きたかったお気に入りのスポットを再訪してきました。

初回(前回)訪れた場所

前回は3〜4泊ほど滞在し、以下のスポットを観光しました。

・ベルヴェデーレ宮殿(上宮)
・シェーンブルン宮殿
・美術史美術館
・シシィ博物館
・クンストハウス・ウィーン
・カフェ・ザッハー & デメル(ザッハトルテの食べ比べ)

シェーンブルン宮殿やクンストハウスなど、中心部から少し離れた場所を巡っていたため、「他にも見たい場所があるのに時間が足りない…!」という状態でした。

※前回の旅の様子は、ホテル宿泊記を中心に過去記事でもご紹介しています。
宮殿にステイ! ホテルインペリアル ウィーン A LUXURY COLLECTION 宿泊記

今回訪れた場所

今回は3泊4日(実質観光できたのは約3日間)の滞在で、以下のように巡りました。

【初日(夕方着)】
・セセッシオン(分離派会館)
・カールス教会(+クリスマスマーケット)

【2日目】
・ベルヴェデーレ宮殿(上宮・下宮)
・レオポルド美術館
・市庁舎前(クリスマスマーケット)

【3日目】
・美術史美術館

【最終日(14時ごろまで観光)】
・アルベルティーナ宮殿
・シュテファン大聖堂(+クリスマスマーケット)

前回に比べて移動しやすい近場のスポットや、大聖堂のようにふらりと立ち寄れる場所が増えたため、混雑はすごかったもののたくさんの見どころを回ることができました!

以下、今回訪れた観光地について詳しくご紹介します。

(※クリスマスマーケットについては別途まとめ記事でご紹介しています)
ウィーンのクリスマスマーケット(市庁舎、シュテファン大聖堂、カールス教会)

クリムトの大壁画を観たかった「セセッシオン」

セセッシオン(分離派会館)は、かつてグスタフ・クリムトらが中心となって結成された芸術家の展示施設。金色の葉で飾られたドームなど、建物の外観自体がとても魅力的です。
金色の葉で飾られた美しいドームが特徴的なセセッシオン(分離派会館)の外観

お目当ては、クリムトが描いた巨大な壁画『ベートーヴェン・フリーズ』。

【左】「幸福への憧れ」
クリムトの壁画ベートーヴェン・フリーズの左側『幸福への憧れ』

【中央】「敵対する勢力」
クリムトの壁画ベートーヴェン・フリーズの中央『敵対する勢力』

【右】「歓喜の歌」
クリムトの壁画ベートーヴェン・フリーズの右側『歓喜の歌』

ヘッドフォンでベートーヴェンの楽曲を聴きながら、この壮大な3部構成の壁画をじっくり鑑賞することができました。
音楽を聴きながらクリムトの壁画を静かに鑑賞できるセセッシオンの展示室

解説を読むと、この作品はクリムト全盛期のきっかけとなった一方で、発表後に彼は分離派を脱退することになったのだとか…。
他の有名美術館と比べると少し落ち着いた印象を受けましたが、混雑に揉まれることなくじっくり作品と向き合えたのは良かったです。

「もう一度観たい作品1位」に感動の再会「ベルヴェデーレ宮殿」

敷地内に入ると「2026」の大きなオブジェが出迎えてくれました。
ベルヴェデーレ宮殿の前に飾られた「2026」の年号オブジェ

いつ来ても華やかで息をのむ美しさのベルヴェデーレ宮殿!
青空の下に佇む美しく華やかなベルヴェデーレ宮殿(上宮)の外観
ベルヴェデーレ宮殿内部の重厚感あふれる豪華な展示室とギャラリー

館内には、クリムトの名作たちが贅沢に飾られています。
ベルヴェデーレ宮殿に展示されているグスタフ・クリムトの絵画作品
黄金に輝く繊細で美しいクリムトの作品群

そして代表作『接吻(The Kiss)』。
私の中で「人生でもう一度本物を観たい絵画作品第1位」だった作品です。
約10年ぶりに目の前で観ることができて、本当に感慨深かった…!
グスタフ・クリムトの最高傑作『接吻(The Kiss)』の原画展示

ダヴィッド作の有名なナポレオンの肖像画も迫力満点でかっこよかったです!
ジャック=ルイ・ダヴィッド作『アルプスを越えるナポレオン』の肖像画

今回は途中で昼食を挟みつつ、上宮と下宮の両方をはしごしました。
下宮は上宮に比べると展示数は控えめですが、マリア・テレジアとフランツ1世ゆかりの展示など、見ごたえのある空間が広がっていました。
マリア・テレジアとフランツ1世のゆかりの品が展示されているベルヴェデーレ下宮の室内

エゴン・シーレを思う存分堪能「レオポルド美術館」

エゴン・シーレのコレクションで名高い「レオポルド美術館」。
シーレファンなら絶対に外せない聖地のような美術館です。
エゴン・シーレの名作が数多く展示されているレオポルド美術館の館内

もちろん、クリムトの見事な作品も多数展示されています。
レオポルド美術館に飾られたクリムトの美しい風景画・絵画作品

個人的にキュンとしたのが、当時のセセッシオン(分離派)の展覧会ポスター展。デザインがとにかく洗練されていておしゃれでした!
ウィーン分離派(セセッシオン)の洗練されたレトロでおしゃれなグラフィックポスター展示

圧倒的な展示量と見ごたえ「美術史美術館」

今回訪れた中で、最も入館までの行列が長かったのが「美術史美術館」でした。
重厚な宮殿建築と壮大なスケールを誇るウィーン美術史美術館の外観

チケットを購入して中に入るだけでも一苦労で、館内に入ってからもお手洗いに長蛇の列ができるほどの大混雑!
作品数が膨大なため、ここは時間に十分な余裕を持って訪れるか、観たい作品をあらかじめ絞って狙い撃ちするのがおすすめです。

「美術史」の名にふさわしく、古代ギリシャ・ローマ時代からの美術品がずらりと並びます。約3,500年前のジュエリーの精巧さと完成度には驚かされました。
約3500年前の古代ギリシャ・ローマ時代に作られた精巧で美しい黄金のジュエリー展示

一番の見どころは、やはりピーテル・ブリューゲルの『バベルの塔』。
こちらも「人生で絶対にもう一度観たかった作品」の一つだったので、実物をじっくり鑑賞できて大満足でした。
ピーテル・ブリューゲルの傑作『バベルの塔』の絵画展示

宮廷画家ベラスケスが描いた、幼いマルガリータ王女の肖像画も複数展示されていました。
ディエゴ・ベラスケスが描いたマルガリータ王女の有名な肖像画

ちなみに「世界一美しいカフェ」と称される館内カフェは、大混雑のため今回は利用を断念…。上から覗くだけでも、噂通りの圧倒的な美しさでした!
ウィーン美術史美術館内にある「世界一美しい」と称される吹き抜けの豪華なカフェ

テーマ別の展示が楽しい「アルベルティーナ宮殿」

ハプスブルク家の宮殿だった建物を活用した「アルベルティーナ宮殿」も、現在は美術館として公開されています。
重厚でクラシカルなアルベルティーナ宮殿(美術館)の建物外観

巨大な他の美術館に比べると比較的コンパクトで回りやすく、「印象派」「シュルレアリスム」のように部屋ごとにテーマ分けされた展示が特徴です。

こちらでもクリムトやエゴン・シーレの作品を鑑賞できます。
アルベルティーナ美術館に展示されているグスタフ・クリムトの作品
アルベルティーナ美術館に展示されているエゴン・シーレの素描作品

シュルレアリスムの部屋でミロの作品に出会った時は、現在バルセロナに住んでいることもあり、思わず勝手な親近感が湧いてしまいました(笑)。
シュルレアリスム展示室に飾られたジョアン・ミロの絵画作品

また、アルベルティーナではムンクの作品も豊富に展示されていて見応えがありました!
アルベルティーナ美術館に展示されているエドヴァルド・ムンクの絵画作品

併設されているカフェも雰囲気がとても良く、行列に並ばずサクッとデメルのケーキを味わいたい時にも穴場でおすすめです。
アルベルティーナ内のカフェで味わえるデメルの美味しいザッハトルテ

(※カフェの詳細は別途まとめ記事をご参照ください)
ウィーンのレストラン&カフェ記録(穴場があったり、人気店の行列をあなどったり)

初めてウィーンを訪れるならどこに行くべき?

もし「初めてウィーンに行くけれど、どこを優先すべき?」と聞かれたら、私は間違いなく以下の2箇所をおすすめします!

1. ベルヴェデーレ宮殿(上宮)
2. シェーンブルン宮殿

ウィーンに魅力的なスポットは数多くありますが、やはりクリムトの『接吻』の本物を観ることと、息をのむほど華やかな宮殿文化を体感することは、旅の満足度を大きく高めてくれると感じるからです。

まずはこの2箇所の予定を優先的に組み込み、残りの日程でお好みの美術館やカフェを添えていくのが理想的なプランだと思います。

2度目の訪問でしたが、改めてその奥深い魅力に浸ることができた素晴らしいウィーン旅でした♡

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