コロンボのITCホテルをチェックアウトし、次の滞在地であるヘリタンスカンダラマへと向かいました。
この日は移動だけで終わらせてしまうには惜しい、小さな見どころを挟んだ1日です。
中部スリランカの世界遺産、ダンブッラ石窟寺院へ立ち寄るルートで、事前に日本語対応の予約サイトからチャーターを手配しておきました。
利用したのはタクシーイー・ツアーズです。
この日と、翌日と2日連続でチャーター。
ドライバーは、英語日本語OKのスリランカ人の方。
移動の不安がないというだけで、旅の自由度がぐっと上がるのを感じます。
途中で出会った、甘くないしあわせ
道中、ドライブイン的なレストランに立ち寄り、
喉の渇きから頼んでみたパイナップルジュースが、想像以上のおいしさでした。
砂糖は加えられておらず、まさに搾りたてそのまま。
トロッとした甘みと後味に残る自然な酸味。
カラダが喜ぶって、こういう味だなとしみじみ思いました!
ダンブッラ石窟寺院|階段の先にある静けさ
到着後は、かなりの階段を登って寺院へ向かいます。(見下ろした図)
途中、たくさんの猿たちが行き交い、やんちゃな様子に少し注意が必要ですが、
その姿にもスリランカらしい自然との近さを感じました。
天気のいい日で、汗だくになりながら寺院のある山頂に到着。
見学の際は靴を預けます。
肌の露出は男女ともNGのため、チェックに引っかかった場合は有料で肌を隠す衣服をレンタルします。
炎天下のアスファルトを歩かなければならない場所もあるため、靴下を履いていて助かりました。
岩山に築かれた石窟の中には、幾体もの仏像が静かに並び、
外とは別世界のような空気が流れています。
仏像の大きな足にも模様が描かれていました。
数ある仏像の中でも、ひときわミステリアスさを感じたのがこちらの寝仏。
不思議な美しさを感じました。
装飾も華美ではなく、静けさを味わうためにあるような場所。
ただ静かに佇むだけで、自分の内側が澄んでいくような、そんな感覚に包まれました。
胃に優しい、観光地のランチビュッフェ
見学後、運転手さんに案内してもらったのは、
観光客向けのスリランカ料理ビュッフェレストラン。
ぱっと見はスパイシーな炒め物が多く、「胃にくるかも…」と少し警戒したのですが、
実際には野菜中心で、とても食べやすいメニュー構成でした。
胃が弱い私でも胃もたれせず、むしろ整う感覚があったのが印象的です。
旅先のこういう嬉しいギャップ、大切にしたくなりますね。
心がほぐれる移動日
世界遺産を見たとはいえ、1日の大半は移動だったこの日。
でも振り返ってみると、
静かな石窟、甘くないパイナップルジュース、優しいごはん。
ひとつひとつが心と体をゆるめてくれるような、小さな癒しに満ちていました。
この時点でもうすでにスリランカが好きになっていたように思います。
次回は、あの「自然と共にある建築」へ
次回の記事では、この日の最終目的地となったホテル
「ヘリタンスカンダラマ」での滞在記をお届けします。
建築好きの方にも、自然と調和した静かな時間を求める方にも、
きっと気に入っていただけるホテルだと思います。
それではまた次回☆