バルセロナで医療通訳を依頼して、スペインの病院に行ってみた【婦人科、精神科、歯科】
バルセロナで病院に通院
医療通訳の方に同行してもらい、バルセロナで病院に通院したレポを書きます。
私は精神科、歯科、婦人科の3つの診療科を依頼しました。
それぞれの受診の様子や、薬のことについて書いていきます。
医療通訳依頼の流れ
医療通訳の流れはこんな感じ。
(※私は今回個人での依頼です)
↓
返信メールに添付された個人情報の同意書を記入
↓
病院を予約してもらう
(自分が契約している保険会社と提携していて、なるべく自宅や滞在先から近い病院を探していただけます)
↓
予約確定、見積もりをいただく
↓
当日現地で待ち合わせして病院や薬局に同行通訳してもらう
↓
当日支払い、もしくは後日銀行振込で通訳料をお支払い
(カード払いも可能とのことでしたが、診察当日決済がうまくいかず、後日送金の形になりました)
医療通訳は、今回のように個人で依頼をするケースと、保険会社から依頼するケースがあるそうです。
各診療科、当日の流れ
当日、各病院前で待ち合わせをしました。
精神科
精神科では、受付で身分証(NIE)と保険カードを提出。
住所やメールアドレス等を口頭で聞かれました。
少し待っていると診察室に呼ばれました(1人待ちくらい。意外と待たされませんでした)。
今回の目的は、近年服用していた薬を処方してもらうこと。
ちなみに、ADHD治療薬です。
密かに海外移住で気になる方も多い話だと思うので、スペインの事情を後述します。
日本の医師に発行してもらった英文診断書を見せ、希望の薬の処方箋を発行してもらいました。
また、現在の体調や気分などについても質問がありました。
何か不調があれば、薬の追加やカウンセリングを受けることも可能な模様。
現状特に不調はなかったので、元々希望していた薬の処方のみお願いしました。
受診後の支払いはキャッシュレスでした。
近くの薬局に行き、日本の薬局同様処方箋を渡して薬を購入。
初処方箋薬だったので、通訳さんに同行してもらい購入しました。
モデルニスモ風で素敵な薬局(残念ながら昼休み中)。
日本では薬局に新規来店すると問診票の記入がありますが、それはありませんでした。
歯科
歯科では受付で保険カードのみ提出。
タブレットを使用し、スペイン語で問診に回答しました。
クリーニングを希望していましたが、残念ながら当日クリーニングを受けることはできませんでした。
今回はレントゲン撮影と虫歯チェックの検診のみ。
初診後に次回の予約をして、次回クリーニングは通訳なしで一人で通院することになりました。
私はASISAの保険に加入していましたが、
歯科については年1回のクリーニング、検診、抜歯が無料になるそうです。
(虫歯治療の場合、「削る」ところは抜歯に該当して無料、そのほかの詰め物をしたりの料金は有料とのこと)
スペインで歯のクリーニングは年1回がデフォ
スペインでは歯のクリーニングは年1回が普通なんだそうです。
3ヶ月に1回程度はクリーニングしていると言ったら、非常に驚かれました。
スペインは歯列矯正を行う方が多く、歯への意識が高そうなイメージがあったので意外に感じました。
日本人よりエナメル質が強く、虫歯にもなりづらいらしい。
虫歯になりやすいのが超コンプレックスの私からすると、非常に羨ましい体質です…!
婦人科
婦人科では身分証(NIE)と保険カードを提出。
スペイン語の問診票を記入しました。
順番までしばらく待ち、診察室へ。
私の目的は、日本でも服用していたピルの処方でした。
当初初診は検査を含むと聞いていましたが、先生が気を利かせて検査はなしにしてくれました(本帰国が近く、日本のかかりつけで検査を行いたい旨を汲んでくれました)。
処方箋(ピル3ヶ月分)を受け取り、受付で保険カードを返してもらい終了。
その後一人で近くの薬局に行き、「テンゴ・ウナ・レセタ(処方箋持ってます)」と処方箋を渡しました。
ピルは私がもともと日本で服用していたもの(保険適応)と同じ種類でしたが、日本のそれと比べると、お値段はお高めでした。
コンサータの処方について
自分が以前気になって検索した経験があるので、コンサータ(ADHD治療薬)の処方についても書いておこうと思います。
<スペインのコンサータ事情>
・スペインでもコンサータの処方が可能
・医師から処方箋をもらい、近くの薬局で購入。
・日本のように購入するためのカード発行などはなし
・処方箋1枚で30日分。60日分欲しければ医師から処方箋2枚もらう必要がある
・日本同様、供給不足になっているタイミングもあるそう
・薬の価格は日本での購入料金(自己負担額)と同じくらい
ADHDの診断基準についてはわかりかねますが、
日本に比べて、コンサータの処方自体のハードルはやや低いのかなという印象を受けました(カードが不要なところや、2ヶ月分でも処方可能なところから)。
ちなみにコンサータは1箱30錠入りで販売されています。
医療事情こぼれ話
診察待ちの間、通訳の方と色々お話をさせていただきました。
そこで知った医療情報を書いてみます。
・2020年〜の感染症対策をきっかけに、外国人も含めた居住者の公立病院受診が無料になった。(結果国の医療費負担が非常に重くなっているそうですが…)
・国によって医療の得意分野が異なるため、一概に「〇〇は医療先進国、医療レベルが高い」とは言い難い。
日本はアレルギー分野に強い。
スペインは内臓移植、眼科、不妊治療が先進的。
治験や献体などへの参加人数が多く、参加のスピードが速いと、先進治療が発展しやすい。
発展しやすい分野は国ごとのカラーがある(お国柄、宗教観なども影響)。
そのほかにも、バルセロナ近郊で日帰りできる素敵な街をご紹介してもらったり、医療関係以外にも楽しくお話させていただきました。
今回依頼した医療通訳の方について
ちなみに私は今回、下山由紀子さんに依頼しました。
スペイン居住歴も医療通訳歴も長い、非常に信頼できるベテランの方です。
病院に通院を希望していて、通訳料などが気になる方は、ぜひメールでご相談してみてください。
海外での病院受診は言葉や病院事情がわからないことなどハードルが高く感じることが多いですが、
安心して通院するために、医療事情にも詳しい通訳の方に依頼するのも1つの手ではないでしょうか。
参考になれば幸いです!
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