リトアニアでは、首都ヴィリニュスから第二の都市カウナスに日帰り旅行しました。
日本人として見ておきたかった、杉原千畝記念館を訪れるのがメインの目的です。

今回の記事では、
①ヴィリニュスからカウナスの電車移動でのアクセス方法
②杉原千畝記念館の最新の開館情報と見どころレポ
③カウナスのおすすめレストラン
の3つについてご紹介します!

ヴィリニュスからカウナスのアクセス(電車利用)

ヴィリニュスからカウナスまでの公共交通機関アクセスは
・電車(1〜2時間に1本程度)
・バス(30分〜1時間に1本程度)
を選択できます。

どちらも所要時間は1時間30分程度であることが多く、1番早いのは停車駅の少ない便の電車で、1時間7分ほどです。

今回はVilnius Central Train Station(ヴィリニュス中央駅)から、LTG Link(リトアニア鉄道)の長距離列車を利用してカウナスまで行きました。

電車の切符購入方法

Vilnius Central Train Station(ヴィリニュス中央駅)にチケット販売機があり、そちらで購入できます。
ヴィリニュス中央駅にあるLTG Linkの電車チケット自動券売機
行き先はKaunasを選択。
チケット料金は写真のように、時間帯により若干異なります(写真は2人分の料金です)。
写真の時間帯は1等車は1人12ユーロ〜14.20ユーロ、2等車は約9.50ユーロ〜12ユーロ。
また便によって1等席がない場合もあります。
今回行きは11:59ヴィリニュス発、13:23カウナス着の便を購入しました。
ヴィリニュスからカウナス行き列車の時刻・座席クラス・料金購入画面
ヴィリニュス中央駅はコンビニもあり、出発前のお買い物にも便利でした。

1等席その1

一人当たりプラス2.50ユーロ程度だったので、1等席に乗りました。
お客さんも少なく、静かで落ち着いた空間。
リトアニア鉄道(LTG Link)1等席の落ち着いた車内
座席のピッチも広々。
ただしリクライニングはなかったのと、往路のヴィリニュス→カウナスは、2人がけ席は進行方向と逆でした。
足元が広々としたリトアニア鉄道1等席の座席シート
切符の確認の後、お水のサービスもありました。

地上を走ることが多かったからか、ネット環境も割と良好で、快適な旅でした。

予定通り1時間半弱でKaunas(カウナス)駅に到着しました。
ヴィリニュスから到着したカウナス駅のプラットホーム
帰りの便の車内設備などについては後述します。

杉原千畝記念館の最新の開館事情と見どころ

杉原千畝記念館はカウナス駅から約15分。
途中階段を登って行く道があるので、スニーカーなど歩きやすい靴がおすすめです!

記念館入り口には「希望の門、命のヴィザ。」と日本語で記されています。
カウナスの杉原千畝記念館の入口と「希望の門、命のヴィザ。」の日本語看板

※重要※ネット情報に注意!スタッフに聞いた夏季・通常期の営業ルール

杉原千畝記念館の開館曜日について、ネット情報がバラバラになっています。

写真は記念館入り口の表記。
営業時間は月〜金曜11:00〜16:00、
営業時間外の見学についてはメール(info@sugiharahouse.com)と書かれています。
杉原千畝記念館(Sugihara House)の入口に掲示された営業時間と連絡先案内
公式サイトでも営業時間は月〜金曜になっていましたが、
ネットの口コミでは
・水〜金曜しか開いていない
・それ以外の曜日は団体客がいる日のみ開館する
・団体客用の日に個人客が訪問すると、1組ごとに40ユーロかかる(1人客だと1人で40ユーロかかってしまう)
などといった情報を読みました。

ちなみに通常のチケット料金は一般10ユーロ、20分のドキュメンタリー視聴付き12ユーロです。
杉原千畝記念館の入館チケット料金案内
今回のリトアニア滞在は土曜〜月曜だったため、月曜日の開館時刻(11時)ごろ、電話で確認してみました。
スタッフは英語で対応してくださり、今日は開いているとの回答!
安心してヴィリニュス中央駅に向かいました。

<現地スタッフから聞いた営業時間の真相>
現地に到着後、受付スタッフに営業時間について改めて伺ってみました。

・夏季(年によって変動するためはっきりと明示できないが、およそ5月〜9月頃)は月曜〜金曜まで営業する
・それ以外の時期は、水曜〜金曜開館
・上記の通り、休館日でも開館している場合もあるので、来訪前に電話で確認するとよい

とのことでした。

杉原千畝記念館見どころ

次に、杉原千畝記念館の見どころについて書いていきます。
旧日本領事館を活用したカウナスの杉原千畝記念館の外観
杉原家のリビングルーム、外交官の自宅が洒落ていたことが窺い知れます。
杉原千畝夫妻が使用していた旧日本領事館のリビングルーム展示
鍵盤をタッチすると「乙女の祈り」の自動演奏をしてくれる電子ピアノ。
杉原千畝記念館内に設置された「乙女の祈り」が流れる自動演奏ピアノ
ユダヤ人の出国に、杉原氏とともに立役者となった在リトアニアオランダ大使館名誉領事、ヤン・ズワルテンダイクの部屋の再現。
オランダ代理領事ヤン・ズワルテンダイクの執務室の再現展示
記念館には「触れられる」展示物も多くあり、こちらは実業家であるズワルテンダイク氏にリトアニア大使館領事を代行してもらう依頼の電話再現を聞くことができました。
ズワルテンダイク領事への依頼電話が試聴できる電話型の体験展示
そしてこちらは杉原氏の部屋。
杉原千畝領事が命のビザを発行し続けた執務室デスクの再現
当時のビザに押されていた印鑑を、実際に押すことができました。
当時の「命のビザ」に押されていた日本領事館印鑑のスタンプ体験
2000件ものビザを発行し(4人家族想定で)6000人ほどのユダヤ人の命を救ったそうです。
ビザの発行歴をパネルで閲覧することができました。
杉原千畝が発給したビザのリストと救われたユダヤ難民の歴史パネル
杉原氏はロシア語も堪能で、情報収集のため諜報活動も行なっていたそうです。
杉原千畝のロシア語能力と諜報活動に関する歴史解説パネル
「命のビザ」の発行体験ができる部屋もありました。
顔写真の撮影を行い、実際に紙に印刷することができます。
写真撮影して実際のビザ印刷ができる「命のビザ」発給体験ルーム
この部屋では、当時の情勢についての映像と音声を見ることができました。
第二次世界大戦当時の難民や世界情勢を伝える上映スクリーン
杉原千畝記念館内の歴史資料展示および映像展示コーナー
受付前には記念グッズのコーナーもありました。
杉原千畝記念館の受付横にあるオリジナル記念グッズ・お土産販売エリア

杉原千畝ゆかりのホテルメトロポリス

ホテルメトロポリスは、杉原千畝が日本に帰国する前に滞在していたホテルです。
杉原千畝がカウナスを去る直前まで滞在したホテルメトロポリス(Hotel Metropolis)の外観
壁の記念碑を見る事ができます。
ホテルに滞在する間も、「命のビザ」を発給し続けていたことが綴られていました。
ホテルメトロポリスの壁面に設置されている杉原千畝のレリーフ記念プレート

その他観光スポット

杉原千畝記念館を見学した後、メインエリアに向かう途中で見ることができる観光スポットの1つは、カウナス・モスクです。
現役で利用されており外観のみ見学しましたが、カウナスにもモスクがあったとは!
リトアニア・カウナス市内にあるイスラム教寺院「カウナス・モスク」の外観
そして、カラフルな壁画が目を惹くリトアニア教育史博物館
ウォールアートが目立つリトアニア教育史博物館の建物の外観
なんと「日本の教育」展が開催されていました!
月曜定休のため中を覗くことはできませんでしたが、なんだかますますカウナスと日本との縁を感じてしまいました。
リトアニア教育史博物館で開催されていた「日本の教育」展示ポスター
そして、最も有名な観光スポット、聖ミカエル教会
この大きさ、「教会」というより大聖堂のよう!
ネオ・ヴィザンティン建築が非常に美しい教会でした。
外観が好みだったので、中も見学してみたかった!
残念ながら扉は全て閉まっていましたが、内部も美しい教会のようです。
カウナスのシンボルであるネオ・ヴィザンティン様式の聖ミカエル教会
聖ミカエル教会から大きな遊歩道が広がっています。
聖ミカエル教会から続くカウナス中心部の広い歩行者専用道路
テラス付きの飲食店が立ち並ぶ、綺麗で散歩しやすい通りでした。
おしゃれなカフェやレストランのテラス席が並ぶカウナスの大通り

カウナスのおすすめレストラン

前述のホテルメトロポリスの横にあるVišta puodeが良いお店でした。
カウナスのおすすめレストラン Višta puode のお店の外観
店内のインテリアがとても可愛いです!
Višta puode の可愛らしくて落ち着いたカフェ風の店内
可愛いカフェ風の店内ですが、お食事もしっかりいただくことができます。
こちらは日替わりメニュー。
Višta puode の日替わりランチメニュー表
新メニューの紹介。
Višta puode の新メニュー案内
ドリンクメニュー。
ドリンクやデザートのみの利用も気軽にできる雰囲気でした。
Višta puode のカフェ&ソフトドリンクメニュー
Višta puode のドリンクメニュー詳細
アルコールメニューも。
Višta puode のアルコール・ビール・ワインメニュー
日替わりメニューのボルシチ。
美味しかったし、このボリュームで3.90ユーロはお得に感じました。
Višta puode の日替わりメニューで味わえる熱々のボルシチスープ
そして、新メニューの中にあったフレッシュサーモンプラッターを。
おしゃれな見た目を楽しめるだけでなく、味も良くて、いいお店だなと思いました。
カウナス観光の際のご飯におすすめです!
おしゃれに盛り付けられた絶品フレッシュサーモンプラッター

1等席その2

復路の電車も、同じくカウナス駅からヴィリニュス中央駅まで。
ちなみに、杉原千畝氏はこのカウナス駅を出発する直前まで、列車の車内でビザを発行し続けたそうです。
そんなエピソードに想いを馳せながら、乗車。
カウナス駅からヴィリニュス行きの列車が発車するプラットホーム
帰りも1等席を利用しました。
行きと座席タイプが異なり、こちらの席はボックスシートでした。
行きと同様、お水のサービスも。
復路で利用したリトアニア鉄道1等席のボックスシート車内
そしてこの列車は、充電にありがたいCタイプコンセント付き。
リトアニア鉄道の車内に設置された充電用Type-Cコンセント
帰りも定刻通りヴィリニュス中央駅に戻ってくることができました。

カウナス滞在は短い時間でしたが、色々考えさせられるきっかけとなる良い旅でした。

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