プラハの2つの「ミュシャ美術館」違いと見どころ

近年のプラハ旅行者を地味に悩ませる、「2つのミュシャ美術館」。
実は徒歩数分の距離にありながら、運営元が異なるため「本家・元祖争い」のような状態になっています。
まずはそれぞれの特徴を整理してみます。

「元祖」と呼ばれるパンスカー通りのミュシャ美術館(カウニッツ宮殿)

まず、昔から多くの観光客に親しまれてきた「元祖」ことカウニッツ宮殿のミュシャ美術館(Mucha in Palace Kaunitz Museum)です。

こちらは1998年開館で、2025年以前はプラハで唯一のミュシャ美術館でした。
展示の主役は、ミュシャの代名詞とも言える華やかなリトグラフ(石版画)。
商業ポスターとして一世を風靡した、美しく色彩豊かな女性たちの作品が数多く展示されています。
これぞミュシャ、という王道の雰囲気を味わいたい方におすすめです。

2025年にオープンした「新しい」ミュシャ財団美術館(サヴァリン宮殿)

もう1つが、2025年に新たに誕生した話題のスポット「新しい」ミュシャ財団美術館(サヴァリン宮殿、Mucha Foundation Art Museum)です。

こちらはミュシャの遺族が運営する「ミュシャ財団」が全面バックアップしてオープンした施設。
新美術館の開館時には、元祖側が「うちがオリジナルだ」と主張し、財団側が「こちらが唯一の公式だ」と名乗るなど、ちょっとした本家・元祖論争が起きて話題になったそうです。

展示物としては、チェコのモラフスキー・クルムロフに保管されている巨大連作『スラヴ叙事詩』の縮小版(デジタル版含む)や、作品が完成する前の貴重なデッサン段階のスケッチなどが並びます。
ミュシャの芸術の裏側や歴史に深く触れられるのが特徴です。

【徹底比較】どっちがおすすめ?料金と選び方の基準

どちらの美術館もコンパクトで1時間ほどで見て回れるため、時間があれば両方行くのもありです!
ただ、一番のネックになるのは「入場料」かもしれません。

実はどちらの美術館も、大人一般の入場料は300CZK(約2,300円 ※2026年7月現在)と全く同じ。
規模に対して少し割高感は否めないため、「どちらか片方だけ行きたい」という方が多いはずです。

もし同行者にシニアや子供がいる場合は、割引制度に注目してみましょう。
小さなお子様(10歳以下)連れや、65歳以上のシニアの方と行くなら、無料枠や割引がある「新しい方(サヴァリン宮殿)」を選んだ方がお得になります。

それを踏まえた上で、どちらを選ぶべきかの個人的な判断基準はこちらです。

  • 元祖(カウニッツ宮殿)がおすすめな人: ミュシャの華やかな世界観が好き!美しい女性のポスター作品をたくさん観たい方
  • 新しい方(サヴァリン宮殿)が向いている人: 壮大な『スラヴ叙事詩』に興味がある!ミュシャの歴史や制作の背景まで知りたい方

ここからは、私が実際に足を運んだ「元祖」側のリアルな見学レポートをお届けします!

「元祖ミュシャ美術館」カウニッツ宮殿の見学レポ

私はどちらかというと、商業ポスターとして使用されていた華やかな作品を観たいという希望があったため、元祖のカウニッツ宮殿に足を運びました。
ミュシャ美術館外観
外観にも華やかな作品群が並びます。
(この方、鼻から口元、顎にかけてのEラインが綺麗だなぁと見るたびに思います)
ミュシャ美術館外観イラスト

館内作品は撮影禁止

残念ながら、元祖ミュシャ美術館では館内作品の撮影が禁止されています。

有名で個人的にも大好きな「四季」、「宝石」、「モエ・シャンドン」、「モナコ・モンテカルロ」…美しい作品群に思わずうっとり。
1900年前後にこんな作品を発表していたことに改めて驚きました。
漫画的な可愛さもあり、日本の漫画家にもたくさん影響を与えていそうです。

かわいすぎる!ミュージアムショップのお土産グッズ

ミュシャ美術館の魅力の1つは、お土産の可愛さにもあります!
ショップエリアは撮影可能だったので、いくつかおすすめをご紹介します。

こちらはポストカードや円形のイラスト、各25CZK、35CZK。
ミュシャのポストカード
色とりどりの美しいコースターは各40CZK。
ミュシャのコースター
最も購入しやすいのはポストカードだと思います。
各25CZK。
ミュシャのポストカード
マグネット付きのしおりは、本に挟んでうっかりなくす心配が減る、実用的なアイテム。
各40CZK。
ミュシャのブックマーク
そのほか私が気になったのは、オラクルカードです。
ミュシャのイラストって、オラクルカードのような占いと相性いいですよね…!

お土産お得情報
ちなみにオラクルカードはミュシャ美術館で購入するより、Amazonで購入した方が半額ほどお安いです。
気になる方はAmazon購入がおすすめです!

美術館では販売されていませんでしたが、タロットカードもAmazonでは人気のようです。

Amazon購入の方がお得で荷物にもならないし、カード類は日本で購入するのが賢いかもしれません!

以上、プラハに2つあるミュシャ美術館の比較と見学レポでした。
これから行こうとしている方のお役に立てれば幸いです!

プラハ旅行、おすすめ関連記事

⭐︎プラハの宿泊先を検討中の方へ、美しいデザインホテルの宿泊レポ
チェコ・Sir Prague Hotel サー プラハ ホテル宿泊記【マリオット系列】